今年の夏、リフォーム後の我が家で、父がグリーンカーテンなんて洒落こもうと、
庭にゴーヤを植えました。
最初は支柱に沿って順調に成長していたゴーヤ達。
わっ!小さいゴーヤが出来てる~!可愛いねぇ~
なーんて。ほっこりゴーヤを眺めていた私たち。
ゴーヤの生命力の強さに対する認識が、あまりにも甘かった。
2022年夏、我が家は彼らの生命力に翻弄されるのでした。
田舎暮らしの畑三昧の我が両親ですが、ゴーヤに手を出すのは初めてで。
私なんかも美味しくいただく専門で、畑仕事は全く手だししたことがなかったので。
我が家の誰もが、彼らの成長スピードを侮っていました。
ある日、柿の木に巻き付くツルを発見。
はて。どこから伸びてきたのかしらん。と、たどって行くと、、、
ゴーヤッ!!
おっめぇ、、、そんなところから伸びてきたのかいっっっ!
と、遠くからはるばるやってきた旅人を労うかのように、思わず声をかけてしまった私。
たしかに、グリーンカーテンの支柱の直ぐ近くには、柿の木があるのですが。
まさか、まさか柿の木にまで手を伸ばそうとは露程も思っておりませんでした。
クルリと柿の木に巻き付くゴーヤのツルをはぎとるのも心苦しかったので、
ソッとしておくことに決めこみました。(ゴーヤ成長力侮りポイント)
そして1週間も経たないある日、柿の木がモッサリしきたことに気づくのです。
まさか。まさかね。
ゴーヤの葉っぱがあんな高い所にあるわけ、、、
ゴーヤだな。
しっかり、実なんかもぶら下げておるし。
柿の木に生るゴーヤ。なんなの、このシュールな光景。
我が家のグリーンカーテンは、自然と融合し、壮大なスケールになっておりました。
上へ上へと、高みを目指す上昇志向のゴーヤ達。
ちょっと背を伸ばし、パチン、パチンと収穫することを想定していたのに。
そんな甘い収穫を許さない上昇志向のゴーヤ。
取れるものなら、取ってみなさい。
柿の木の上から、我が家の住人をあざ笑うかのように、ゴーヤは成長していきました。
もちろん、収穫できる位置のゴーヤもあったのですが、
緑が鮮やかな、いかにも食べどきっ!なゴーヤがぶら下がっていると、
どうしても収穫したくなってしまうのが人間のさが。(そうか?)
ハシゴを柿の木にかけ、恐る恐る上まで登り収穫しなければならなくなってしまったのです。
命がけの収穫。こんなにスリル満点で収穫することになるとは、、、
しかし、やはりどうしても収穫できないゴーヤもあり。
そんなゴーヤは、黄色くなって、爆発し、子孫を残すのでした。
ゴーヤの成長力を侮り、今年は思いがけず壮大なグリーンカーテンになりましたが、
来年こそ、収穫しやすいグリーンカーテンに挑戦したいです。
自由なゴーヤ達も、面白かったけどね。
またね!
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